2011年8月10日水曜日

設計基板にアクリルを付けてお洒落度アップ!「アクリ屋ドットコム」さんにアクリルを発注してみる。

外装にも少しは気を配りたい


おもてなしの心は日本人の得意分野かと思っていましたが、コスト削減要求の嵐の中そんなことは忘れ去られてしまったかのように見える今日。
ちょっとした評価基板の天面にアクリル板なんかが載っていると思わず「おぉー。」なんて思ってしまうのも情けない話です。

例えば、Terasic Technologiesのボードなんかの仕上がりは、かなり私好みです。


それはともかく、今回設計したLPCXpresso Clockでは、予め簡単な外装を付ける事を前提に設計を進めていました。

アクリルなどで簡単な養生があるだけでも何かのメリットがあるわけです。
  • 基板の隅々に埃が被るような事がない。
  • 埃が被りにくいので「何か古臭くなったなぁ」なんて感じる事がない。
  • 水滴が飛んでもある程度大丈夫。
  • 少しおしゃれ。
  • その他。
少し無理矢理ですが色々なメリットが考えられますね。

アクリ屋ドットコムさん


基板製造が海外で数十ドルから出来るようになった今、相対的に外装にかかる費用は大きくなっていると言わざるを得ないのが現状です。

そんな中、国内で面白いサービスを展開されている企業があります。
私は今回「アクリ屋ドットコム」さんにアクリルの加工依頼をしてみました。

アクリル板加工でセミオーダー形式でウェブから注文ができるサービスを展開しています。
ちょっとした加工までをウェブから行う事ができ、その場で値段がわかるのが特徴です。

LPCXpresso Clockの場合


「アクリ屋ドットコム」さんのセミオーダーの場合、穴位置などの指定単位が0.5mm単位です。
また、アクリル端からの穴位置に若干の制約があります。

LPCXpresso Clockの場合、以下のようにして対応しました。
  • 穴位置はアクリル板の端面からの距離で指定することになっている。
  • 0.5mm単位のグリッドに載せると若干ずれる。
  • 穴位置が許容される誤差に収まるようにアクリル板のサイズを調整する。
要するに穴位置がアクリル板の端からの位置で決まるので、アクリル板のサイズを調整して許容される範囲に穴位置を調整しようという対応です。(こんなのは機械屋さんから見ると最低だろうと思うのですが、私は機械に関して詳しいとは言えないのでよくわかりません。)

出来上がってきたアクリルを付けると以下のようになります。


基板だけの時と比べると、与える印象がまるで違いますね。


今回のアクリルパネルは一枚で約700円程度です。
基板の原価と同じくらいの費用が外装にかかるわけですが、実際に完成してみると良い効果を生み出していると言えるのではないでしょうか。

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