2012年8月17日金曜日

オーディオ・プラットフォームBlueTankの始まりとUZUMEオーディオ・フレームワーク

まえがき

先日からBlueTankだとか何とか書いていて、経緯を知らない人にとっては「何を言っているの?」という感じです。この記事では、オーディオ・プラットフォームBlueTankの始まりとUZUMEオーディオ・フレームワークについて触れたいと思います。

前々からオーディオ装置の開発をやりたいなぁと考えているわけですが、それっぽい入口を仕立てる度にシェルを作るのに忙しくなったり、デバッグ用ツールを作るのに忙しくなったりと何をやっているんだという状態です。

そうは言えども、徐々に何をどう進めようかという指針が明確になってきました。

まずは下回りを固めようという事でオーディオを簡単に扱うためのフレームワークを構築しようと考えるわけですが、実はDSP空挺団をホストされている酔漢さんが既に完成度の高いフレームワークを構築されています。

ということで、後はお手頃なハードウェア・プラットフォームを構築して、その上でフレームワークを使って楽しめば良いじゃないかとなるわけなのです。

ハードウェア・プラットフォーム

以前にBlackTankを設計した時に面倒な思いをして、「これを続けるのは大変だなぁ」と考えていました。
もっと手軽なプラットフォームで開発したいと考えたわけです。

そこに現れたのが金子システム社のDSP基板です。
お値段とサイズがコンパクトなのでほぼリスクなし。


こいつを載せるベース基板を作りさえすればスタートできるなぁと考えていました。
で、作ってみたのが以下の写真・・・。(え?)


基板マニアの私としては、この手作り感がどうしても許せません。
そして、複数個作れと言われても作る気になれません。
要するに、手作業でユニバーサル基板に配線する事に手軽さを感じませんでした。

結局のところ簡単なベース基板を設計する事にしました。
それがBlueTankとなったのです。
とはいえ、DSP基板上にほとんど必要な部品が搭載されているため、ベース基板の回路はスカスカです。


BlueTankで実現するかどうかわかりませんが、装置モノとして筺体設計も考えています。
BlueTankの基板はTAKACHIのLCS135-Hに収まるように設計してあります。


UZUMEオーディオ・フレームワーク

UZUMEオーディオ・フレームワークは、オーディオ処理に必要なリアルタイム制御部分を遮蔽し、オーディオの処理のみに注力できるように考えられているフレームワークです。


フレームワークでは、予め想定された用途の範囲でAPIが整備されています。

一部はBlueTankに適用できないので、対応はこれから考えますが、UZUMEオーディオ・フレームワークの比較的小さなプラットフォームの部類にBlueTankを該当させたい考えです。

「コンパクトなハードウェアで各種オーディオ処理の実験が可能!」というのがBlueTankの位置付けでしょうか。

プロジェクト・ページ


オーディオ・プラットフォームBlueTankにも、UZUMEオーディオ・フレームワークにも、プロジェクト・ページが存在します。興味のある人は訪れてみて下さい。


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