2010年5月16日日曜日

B051 : WAV MODULEのデバッグ - 2

再生音がノイズだらけ

ファームウェア側の処理の問題と思っていましたが違いました。

真の原因は
  • DACとAMP間にDC成分を取り除くキャパシタが直列に入っていない。よってDC成分も含めてAMPが増幅する結果、電源電圧でクリッピングが生じる。
  • ゲインを調整する機構(可変抵抗)が無い。このため、クリッピングに対して対処できない。
でした。

出力波形を見ながら電気図面を見て呆然。
でもこの瞬間にすっきりしましたが。

以下はDACの出力。正弦波がきれいに出ています。

アンプの出力段はというと、歪過ぎです。

真の原因は判明しています。
ですから、DACとAMPの間に以下の回路を入れて確認します。

当然ながらアンプの出力もきれいな正弦波となりました。

困った事にこの対応はお世辞にも美しい改造にはなりません。
そこで以下のようにしました。
  • AMPとその周辺受動素子を未実装とする。
  • AMP周辺受動素子のうち負荷に直列に入るCのみ残す。
  • AMPの基板パット間を短絡する。(AMP入力パット-AMP出力パット)

1倍のアンプを搭載することで基板に直接スピーカを接続できるようにする予定でしたが、これを諦めてDACの出力を外部に供給するという算段です。少し残念ですが仕方ありません。

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