2010年5月16日日曜日

B051 : WAV MODULEのデバッグ - 1

音が出ると液晶のバックライトがちらつく


消費電力計算でのマージン設定が完全に誤りでした。
以下は5.0[V]から三端子レギュレータで降圧した直後の3.3[V]の波形。
問題ないですね。

LCD直近で5.0[V]を測定すると、音が出る度に電圧がドロップしています。
これでは当然バックライトはチカチカします。

AC-DCアダプタから電力の供給を受けた後、ポリスイッチを入れているのですが、そこでも5.0[V]が同様の波形になっています。

* 電力は5.0[V]と3.3[V]の2系統である。* 5.0[V]はポリスイッチの直近で電圧がドロップしている。
* 3.3[V]は問題ない。

よくよく見返すと設計時点でのポリスイッチ容量は100m[A]です。
LCDのバックライトはティピカルで60m[A]で最大120m[A]となっています。
この最大値は電流制限抵抗の値によって決まるものですので設計者が制御可能なわけですが、データシート上で最大120m[A]となっている時点でポリスイッチの容量100m[A]は良い値とは言えません。
LEDのVfによっても電流値は変わりますので、その点も考慮が必要です。

全体の電力を再計算してポリスイッチの値は再選定ということになりました。
基板パターンが小さい容量向けになっているので、ちょっと格好の悪い実装になるかもしれません。

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